インドと聞くと治安が悪く、危ないイメージを持つ人も少なくないだろう。しかしそんなインドには、日本を中心に全世界の人々が集まる有名なお祭りが存在する。カラフルで、はちゃめちゃなこのお祭りは一体なんなんだ!?

Holi Festival
カラフルで狂喜乱舞なヒンドゥーの世界!
インドのホーリー祭

ホーリー祭の起源

Origin
ヒンドゥー教徒による春の訪れの祝祭

ヒンドゥー教徒によるもっとも激しく、そしてもっとも派手な春祭り。
もともとは春の訪れを祝い、豊作祈願や悪魔払いのために始まったと言われている。インド・ネパール・スリランカ・インドネシアなど、ヒンドゥー教徒が一定数いる国では大小さまざまな規模でホーリー祭が開催されている。

インドのホーリー祭

ホーリー祭の特徴

Feature
カラフルな世界に身を委ねれば、そこはまさに祭典!

お祭りの訪れが近づくにつれ、街は明らかに色めきはじめる。至るところで色粉や水鉄砲を売る出店が現れ、人々がこぞって当日の準備をはじめる!

お祭り当日は早朝から始まる。ヒンドゥー教徒を中心に、全世界から集まってきた好奇心おう盛な旅人達、全く関係ない人々まで老若男女問わず巻き込んでしまうのがホーリー祭の特徴だ。そして昼まで誰もが騒ぎ、歌い踊り、粉を掛け合い、思い思いにホーリーを楽しむ。そして午後を過ぎると、全身をカラフルに染めた人々はそれぞれ体を洗い流し、自宅でゆっくりと家族や友人達と過ごす時間を楽しむ。
そのため街は打って変わって静かになり、一部の興奮収まらない若者とカラフルに染まった街並みだけが祭りの余韻を残す。
中でも規模が大きいことで知られているのがインドのホーリー祭だ。

インドのホーリー祭

カースト制度とホーリー祭。

Caste system
色濃く根付いた慣習から解放されよう!

インド・ヒンドゥー教と聞くと私たちが一番に思いつくのが、3000年以上も前からこの国に根付いてしまっている身分制度「カースト制」だと思う。法律上は70年前に撤廃されているが、古くから続くこの慣習は今なおインドという国の根底に色濃く・根深く残っていると言われている。

しかしホーリー祭の日は特別だ!上だとか下だとかいう”いにしえの縛り”から誰もが完全に解放され、「無礼講万歳!」と言わんばかりに誰もが騒ぎ狂うのだ!
いかにホーリーがインドの人々にとって特別で、大切な日であるか。彼らのあの笑顔をみれば一目瞭然なのである! そして、ホーリーには国籍や性別、その他全ての小さなことも当然関係ない。たとえただの旅人であろうと、その日が終わる頃にはカラフルに染まった衣類を洗い、満たされた心でベッドに潜り込むことになるだろう!

インドのホーリー祭

ホーリー祭の開催場所

インド・ネパール・スリランカ・インドネシアなど、ヒンドゥー教徒が一定数いる国ではどこでも行なわれるが、やはり規模が大きく有名なのはインドだろう。中でもヒンドュー教の聖地ブリンダバンのホーリー祭は有名だ!日本からの直行便がないため、デリーまでのフライト + 3時間程度の陸路移動があることを頭にいれておこう。

ホーリー祭の開催期間

ホーリー祭が開催されるのはインド暦11月の満月の日。現在の暦(太陽暦)の3月頃で、年によって変動する。
しかし実際は数日前から街は祭りの様相を見せ始める。月が満ちはじめたらホーリー祭の始まりだ!

インドのホーリー祭

食料や色粉は前日からの準備が必須、もちろんホテルも早めにとっておこう

祭りには世界各国からたくさんの人がやってくる。当日を充分に楽しむ為にも食料や色粉、また宿泊施設の確保を事前に済ませておこう!3日ほど前に現地入りしておくとホーリー祭の事前情報などを仕入れることができるため、非常におすすめだ!

インドのホーリー祭

ところで色粉の原料ってなにでできてるのー?

伝統的に用いられてきた色粉の原料は、ハナモツヤクノキの花を天日干して粉末にしたもの。水と混ぜことで深いのあるオレンジ色になる。近年では「グラール」と呼ばれる化学染料粉が使用されることが多く、より様々な色粉が生まれ、カラフルなホーリー祭になってきているそうだ。

インドのホーリー祭

まとめ

最近では日本でも、このホーリー祭を模してカラフルな粉をかけあうお祭りやマラソンが開催されているが、本場は規模が違う!
是非ともインドの街並と自分たちを染めてしまおう!

※インドでは、旅行で訪れた女性を中心に身ぐるみをはがされたり、レイプ被害にあったりといった報告が複数よせられています。実際に訪れる際にはグループで参加するなどして安全には十分ご注意ください。
  • 場所 /インドを中心としたヒンドゥー教の諸国
  • 時期 / 3月前後で年により変動(インド暦11月の満月の日)
  • 参加費用 / なし
  • その他 / 水中カメラや防水ケースの準備が必要。また現地でゴーグルを買おう。確実に服が汚れる、というかぼろぼろに破れたりもするので捨てても服装で参加することも必須だ。