旅のメインバッグ。いわばこの世界一周を支える屋台骨ともなるもっとも重要な道具と言えるだろう。
バックパックに関しては、前職でカバンのブランドの運営に携わらせていただいたこともあり、ブランドや素材にはそれなりの知識があると自負している。

とはいっても今回は1年以上の世界一周旅において筆者の荷物を預けるカバン…。様々な条件を求めてしまう。当然、ひとつでも妥協するわけにはいかない。
そして悩みに悩んだあげく、今回の世界一周にはHYPERLITE MOUNTAIN GEAR社の「2400 Windrider」を採用することにした!

HYPERLITE MOUNTAIN GEAR社の「2400 Windrider」

ウルトラライトの登山用バッグの機能性

HYPERLITE MOUNTAIN GEAR社の「2400 Windrider」はMade in USAのバリバリの登山用バッグ。デザイン性にも優れ、ウルトラライトと呼ばれる軽量登山家向けのバックパックとしても知られている。

筆者の旅のスタイルは“最低限の荷物であること”を前提としているため、メインバッグ自体の軽さが非常に重要になってくる。
また1年以上の旅になることに加え、移動の際などにメインバッグは第三者によってぞんざいに扱われることも多くなる。そのため耐久性の担保も必須条件だ!

元々、登山用のバックパックは容量も大きく、丈夫で軽い。そしてなにより長時間背負い続けることが想定されているため、めちゃめちゃ背負いやすい!それでいて防水機能など、アウトドアに求められる様々な機能に対応したものが多いのである。
旅好きのバックパッカーが求める様々な条件をクリアしているといっても過言はないだろう。事実、バックパッカーの背負っているカバンの多くは登山用バッグである。

さらにその登山用のバックパックの中でも、機能やつくりをシンプルにし、素材を見直すことでさらに軽量化したカバンが「ウルトラライト」と呼ばれるカテゴリーの登山用バッグだ。
事実、このHYPERLITE MOUNTAIN GEAR社の「2400 Windrider」は800gを切る軽量性に加え、フレームが入っているため背負いやすく、防水性・耐久性にも優れた「Cuben/Polyester Hybrid(キューベンファイバー)」をメイン素材に採用している。

HYPERLITE MOUNTAIN GEAR社の「2400 Windrider」

キューベンファイバー/ハイブリット(ダイニーマ)と呼ばれる素材

通称キューベン・ファイバーと呼ばれ、ダイニーマ®繊維をUV樹脂でラミネートした極薄ののフィルム状の生地。ダイニーマ®は軽量にもかかわらず非常に強靭なポリエチレン繊維です。重量ベースで見た場合、鉄の15倍、アラミド繊維の40%以上の強さをもっています。ダイニーマ®は水に浮き、水分、紫外線、化学薬品に対して優れた耐久性があります。キューベンファイバーは防弾ベストにも使用されている強靭で超軽量の繊維です。高い防水性がありますが通気性、透湿性はありません。
キューベンファイバー/ハイブリット(ダイニーマ)

この素材、業界では軽さと耐久性を両立した素材として知られていて、世界最軽量の特別なアウトドアギアの多くに使われている。じゃあ、なんで日本のアウトドアメーカーがあまり採用していないのか。理由はシンプルで、生地自体の価格が高すぎるからだ。
そのため、このバッグも決して安い訳ではないのだが、日本よりもアメリカのほうが手に入りやすい生産背景なども相俟って、40000円程度の価格に落ち着いている。

また個人的にだが、経年変化が起こることもこの素材の魅力だ。 最初は真っ白な素材だが徐々にくすみ、あたりが出始め、使い方によって様々な表情を見せる。世界を一周したあとには自分だけのバッグに仕上がっているはずだ!

HYPERLITE MOUNTAIN GEAR社の「2400 Windrider」

HYPERLITE MOUNTAIN GEAR社の「2400 Windrider」
  • 価格 / 40,000円+税
  • カラー / ホワイト・ブラック
  • 素材 / 本体:Cuben/Polyester Hybrid 付属パーツ:210D Dyneema Nylon
  • 重量 / 798g
  • サイズ / 40L
  • Made in USA
2010年創業の若いUL(ウルトラライトハイキング)ガレージメーカーです。アメリカは東海岸メイン州BiddefordでPierre兄弟の手によって産声をあげました。とても軽量で、強度があり、水を通さないキューベンファイバーという素材を使用してバックパック、シェルター、スタッフサック等を製造しています。歴史は短いものの、革新的なデザインと耐久性、ギアの軽量化で高い評価を得ています。Backpacker Magazine等の雑誌にも絶賛されている新興ブランドです。
HYPERLITE MOUNTAIN GEAR社の「2400 Windrider」

このカバン、簡単にいうと大きな袋がベースとなって構成されている。そのため大きさに比べて軽く、縫製のパーツが少ないため値段も抑えられている。

しかし侮るなかれ。機能は完璧に担保されているのがこのカバンの大きな特徴であり、筆者がこのカバンを選んだ理由だ。
素材は前述のとおり防水で、縫製の箇所も裏側から止水テープが巻かれている。オフィシャルではないがカヌーに乗って水を浴びても大丈夫だったりするらしい。
さらに背中に這わせたフレームのおかげて背負いやすく、外の大口ポケットはアクセスも抜群。サイドには旅のお供となる2ℓのペットボトルが入るポケットが左右にと旅にでて不満を感じたことがない。

またアメリカの優れたデザイン性も個人的に好みで、今回のメインバッグに採用した。

完全に余談だがこのカバン、宇多田ヒカルさんが出演する2016〜2017年の「サントリー天然水」のCMで背負っていたりもする。

HYPERLITE MOUNTAIN GEAR社の「2400 Windrider」

軽量性 : ★★★★★

■ 原産国 / アメリカ
■ カラー / ホワイト・ブラック
■ 素材 / 本体:Cuben/Polyester Hybrid
■ 重量 / 798g
■ サイズ / 40L

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