ネパール・ポカラといえばヒマラヤの山々。
宿泊しているレイクサイドからほど近い「サランコットの丘」から雄大なヒマラヤの景色を眺められる、とのことでその願望を拝みに登ってみることにした。

しかし丘とは名ばかりばかり。標高は1600m…。いや立派な山である。

サランコート(Sarankot)はネパールの村。首都カトマンズの西約140km、ポカラのペワ湖の北部に位置する標高1592mの高地である。サランコートの丘とも呼ばれる。

「サランコットの丘(山)」まではタクシーで往復1000ネパールルピー(1100円程度)。正直高くはないし、圧倒的に楽ちん。ただせっかく雄大な景色を見るのだ!
レイクサイドから片道2時間半の歩きでも行けるとのことなので、田園風景などの美しくのどかな景色を楽しみながら、往復5時間のプチトレッキングをしてみることにした。

※すべての段落の最後に「僕はタクシーで行けば良かったと、ずっと後悔しています。」を付けると、筆者の本心が現れます。

早朝5時半に起床。今は雨期なので朝方しかはっきりと雪山は見えないとのこと…。しかし今日は運がいい。雲一つない晴天なのである!
2時間半かかることを想定して、いつもよりも早起き。ちょっと楽しみだなー。靴ひもをしっかりと縛り、まだひっそりとしたレイクサイドの町を湖に沿って北に北に進む。(左手に湖がある形になります。)

タクシーの運ちゃんたちの誘惑に耳を傾けることなく、町を歩き、登山口に向かうこと30分。太陽が斜めから体を照らし、じんわりと汗ばんできた。この暑さが気持ちいい。これだからトレッキングは最高だよなー。楽なタクシーを選ばなくて間違いなく正解だった。
目印は小さな橋。ここを渡り終えれば登山口はすぐそこだ。サランコット聞きながら進めばみんな親切に教えてくれる。

登山口から「サランコットの丘」の頂上へ向かう。農家さんの生活道と獣道の中間ぐらいの道。ちょっと迷子になってしまうが、そのときはまた引き返してやり直し。のんびりゆっくり。

出発して1時間。後ろを振り返る。おお、町があんなに小さい。美しいレイクサイドの街並みと、半分になったミネラルウォーターのボトルが進んだ距離の長さを表わしている。

出発して1時間半。のんびり写真を撮りながら進んでいるからか、なかなかつかない。にしても今日は暑いなー。なんせ雲一つない晴天なのだから!

出発して2時間。ジープやタクシーも通る本道へ出た!ゆうゆうと通り過ぎるタクシーたち。しかしあの景色を見れていない他の旅行者、かわいそうだぜ。

出発して2時間半。水道管が破裂している。水のアーチだ!カメラを守りながら通り抜け。そういえば靴は泥だらけ。くそーサランコットめ、かわいいやつだ!笑

出発して3時間。ようやく頂上が見えてくる!ってか水を買いたいぜ!

出発して3時間20分。到着!!!!!
苦労して手に入れた、これが展望台からの景色だ。刮目せよ!

…。

(なんせ雲一つない晴天なのだから!)

(なんせ雲一つない晴天なのだから!)

(なんせ、…雲一つ…)

…はい。僕が必死に山を登っているときにも時は無情にも流れていたようである。(当然)

美しいヒマラヤの山々を、平凡な雲が隠す、この景色。能ある鷹は爪を隠す的な、やつ。

あのときタクシーを選んでいたらだとか、いろいろな邪念が湧いてくる。

しかし!
ひーひーふー。落ち着け自分。

たらればを言っていても始まらない。なによりこの美しい景色(見れていないので想像しています)は、歩いて苦労したからこそ意味のあるものなのだ!

はい。

そうです、最初にも言いましたが、最初から最後まで、僕はタクシーで行けば良かったと、ずっと後悔しています。

もう少し早く着いていたら、絶対素晴らしい景色見れていたのにー。

皆さんご察しのとおり、登山道の景色も大したことないし(まあ、きれいなんだけど頂上から街並みはいくらでも見れるから…)、なによりクソ暑いし、遠いし、暑いし、靴ぐちょぐちょになるし、帰って洗わなきゃいけないし、暑いし…。

ということで最後に、サランコットの丘までの行き方をまとめてみた。

町中で話しかけてくれるタクシーの運ちゃんの言葉に耳を傾け、首を縦に数回動かし、後ろに乗り込み20分ほどぼーっとしておく。以上!

ということで帰り道はもちろん…。

へい、タクシー!(400ルピーでした)

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大学中退後、フリーランスのデザイナーとして活動。25才の時に1年間、世界一周旅をスタート。訪問国50ヶ国。 趣味は旅、お笑い、アウトドアなど。自由気ままに記事を執筆しています。