日本には全国各地にさまざまなお祭りがたくさんあります。 1年で開催されるお祭りの数は30万以上、全シーズンを通して日本のどこかでお祭りが行われています。 そんな“お祭り大好き”な日本ですが、お祭りは歴史や風習、独自の踊りなど、エリアによって特色が異なり、その土地ならではの魅力が詰まっています。
今回はその中から特に東北・北陸で開催されている「幻想的な光」を利用することで知られる日本のお祭りをピックアップしてみました。

Mystical Festival

1.加賀友禅燈ろう流し(石川県)

Lantern Floating
川の流れに浮かぶ灯篭。
加賀友禅燈ろう流し

加賀友禅燈ろう流しは毎年6月、北陸最大規模のお祭りである「金沢百万石まつり」の前夜祭として行われるお祭りです。金沢市内を流れる浅野川に灯をともした約1,200個の燈ろうを流して浅野川に対する感謝の気持ちを表し、加賀友禅の制作にかかわってきた故人の冥福を祈ります。

加賀友禅燈ろう流し

和紙作りの燈ろうには美しい絵や模様、思いをつづった言葉などが加賀友禅の職人さんたちによって描かれており、燈ろうの火に映し出された友禅模様が浅野川の川面を彩り、幻想的な光景が広がります。

※2019年以降の開催は未定とのことです。詳しくは公式のホームページ>をご覧ください。
  • 開催期間 / 6月の第1金曜日(雨天の場合は翌日に延期)
  • 開催時間 / 19~21時
  • 開催場所 / 浅野川(天神橋から浅野川大橋のあいだ)
  • 料金 / 無料

2.津南の雪まつり(新潟県)

Sky Lantern
空に放つ光と想い。
津南の雪まつり(新潟県)

津南の雪まつりは、日本国内でも有数の豪雪地帯である新潟県の津南町で毎年開催されているお祭りです。会場は街の中心にある「大割野特設会場」とスキーゲレンデの「ニュー・グリーンピア特設会場」の2か所で、雪を使って楽しめる各種のイベントが催されます。
そして、数あるイベントの中でもいちばんのハイライトとされているのが、火を灯したランタンを夜空に向かって打ち上げる「スカイランタン」。スカイランタンはタイや台湾など、アジア各国で行われている燈ろう祭りをモデルに、東日本大震災の被災地の復興を祈願する目的で始まりました。スカイランタンの打ち上げは前夜祭と当日、合計2日間の日程で行われ、打ち上げ日には夕方6時ごろからランタンを配り始め、注意点の説明やデモンストレーションを経て約2,000個のランタンが津南の夜空に放たれます。
雪国津南の夜空を2,000個ものランタンが覆いつくす光景はまさに圧巻のひとことです。

津南の雪まつり(新潟県)

なお、スカイランタンを打ち上げるには前年の12月中旬ごろに販売される「スカイランタン打ち上げ引き換え券」が必要となります。 引き換え券の入手方法やチケット料金については以下のつなん雪まつりサイトのリンクからHPにアクセスして詳細をご確認ください。

  • 開催期間 / 3月の上旬ごろ(開催時期は毎年異なります)
  • 開催時間 / 前夜祭と打ち上げ当日の2日間、夕方ごろから(スカイランタン)
  • 開催場所 / ニュー・グリーンピア津南
  • 公式サイト / 津南町観光協会 つなん雪まつり
  • 料金 / 無料(スカイランタンは1個1,000円前後、引き換えチケットは1枚5,000~10,000円前後)

3.横手のかまくら(秋田県)

Japanese Igloo
小さなかまくらと大きなかまくら
横手のかまくら(秋田県)

秋田県内の横手市にて毎年2月に開かれる「横手の雪まつり」。開催期間中にはさまざまなイベントが催されるとともに、市内には高さ3mのかまくらが約100基も作られることで知られています。当日はかまくらの中で「あまえこ」と呼ばれる甘酒やお餅が無料で振る舞われ、訪れる人たちの心とお腹を満たしてくれます。
横手市のかまくらは約450年前から続く伝統行事のひとつで、以前は旧暦の小正月にあたる1月の14・15日に開催されていました。

横手のかまくら(秋田県)

江戸時代には武家が暮らす内町(うちまち)地区では鎌倉大明神、商人が暮らす外町(外町)では水神様をかまくらの中にまつっていたと言われています。これらの古くからの風習が明治時代になって水神様をまつる「かまくら」文化として根づき、現代のかまくらに発展していきました。そして、昭和29年(西暦1954年)からは「横手の雪まつり」の中の行事としてかまくらが作られるようになりました。
現在では、毎年2月のお祭りの開催日になると横手市内の各所にかまくらが作られ、かまくらの中にいる地元の小中学生が「入ってたんせ(どうぞお入りください)」と声をかけてくれます。 そのときはぜひ、中へ実際に入って水神様にお賽銭をあげ、ふるまわれる甘酒やお餅を味わいながら雪国秋田の伝統を感じてみてくださいね。

  • 開催期間 / 2月の15・16日
  • 開催時間 / 15日の17時ごろから点灯開始
  • 開催場所 / 横手市内各所
  • 公式サイト / 雪まつりとやきそばの街「よこて」
  • 料金 / 無料(お賽銭は100円~数百円程度)

4.大曲の花火(秋田県)

Fireworks
圧倒的な技術が作り出す年に一度の夜空
大曲の花火(秋田県)

大曲の花火は毎年8月の最終土曜日に秋田県の大仙市大曲地区・雄物川河川敷運動公園にて開催される花火大会です。
正式名称は「全国花火競技大会」で、新潟県の長岡まつり大花火大会、茨城県の土浦全国花火競技大会とともに日本三大花火大会のひとつとして認定されています。 打ち上げられる花火の総数は約15,000~20,000発と国内でもトップクラスの多さを誇り、当日は選抜された計28社が昼花火・夜花火の2部門で花火の美しさを競い合います。
大曲の花火は日本国内の花火競技大会としては唯一、日没前(夕方5時ごろ)に昼花火を打ち上げることでも知られており、開催日の会場周辺は昼夜を問わず多くの人たちでにぎわいます。

大曲の花火(秋田県)

見どころは、名物となっている全長約500m以上のスターマイン(大会提供花火)。そのほか、一斉に打ち上げられる銀冠、錦冠などの伝統的な花火を始めとして、ニコニコ花火やアニメのキャラクター花火など、子どもたちも大喜びのバラエティ豊かな花火の数々が大曲の空を彩ります。
周囲の山に反響する大音量と、見通しの良い大自然の中で何にも邪魔されずに花火の形をそのまま楽しめる「大曲の花火」、ぜひ、一度は訪れたい花火大会のひとつです。

  • 開催期間 / 毎年8月の最終土曜日
  • 開催時間 / 17時30分ごろ(昼花火)、18時50分ごろ(夜花火)
  • 開催場所 / 雄物川河川敷運動公園
  • 公式サイト / 全国花火競技大会
  • 料金 / 無料(有料観覧席は個人が3,000円~、団体が15,000円~)

忙しい日常を忘れて幻想の世界へ

日本の幻想的なお祭り(東北・北陸エリア編)をご紹介しました。
日ごろ何かとセカセカ過ごしがちな私たちですが、たまのお休みくらいはお祭りに行き、忙しい日常を忘れてみるのもオススメですよ。 ぜひ、幻想的な世界へでかけてみてはいかがでしょうか。

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