イタリア、ローマの西側にあるバチカン市国はキリスト教カトリック教会の総本山として有名です。
また、サン・ピエトロ大聖堂やバチカン博物館など教会や美術関係の施設が多く、「芸術の都」という顔も持っています。 そんなバチカン市国はれっきとした国家であり、世界でも最小の国として知られています。
今回は人気のバチカン市国への入国方法とおすすめ観光スポットを4か所、ご紹介します。

Vatican City

バチカン市国への入国方法は?

バチカンはローマ市の中にある国家です。大きさはわずか0.44平方キロメートル。この面積は東京ドームに換算するとおよそ10個分となります。
国の面積は小さなバチカンですが、そこはやっぱり国家。バチカンへ入るときには名目上、「入国」ということになるんですよね。でも、ご安心ください。 ローマ市内からバチカンへ入るときにはパスポートは不要であり、なおかつ通常の入国審査で必要なセキュリティチェックもありません。
ただし、サン・ピエトロ大聖堂やバチカン博物館に入場する際には空港で行う検査と同様にボディチェックや荷物検査などのセキュリティチェックを受ける必要があります。 荷物検査ではポケットから携帯電話やカメラを取り出すことを求められることもあるほか、持ち込み禁止の刃物など危険物を所持していると没収されるケースもありますので注意が必要です。 また、聖なるエリアということもあり、肩やひざがでている露出度の高い服装を着ていると入場できない場合もあります。 入国の際にはさほど気をつける必要はないものの、バチカン市国はあくまでもカトリックの総本山であることを頭に入れておくようにしましょう。

バチカン市国

サン・ピエトロ大聖堂

St. Peter’s Basilica
バチカンを象徴するカトリック大聖堂
サン・ピエトロ大聖堂

サン・ピエトロ大聖堂はカトリック教会の総本山であるバチカン市国の西側にある聖堂です。 キリスト教の教会建造物としては世界最大級の大きさをほこり、床面積はおよそ2万3000平方メートル。 使徒ペテロ(聖ペテロ)を祀る墓所として4世紀に創建され、現在の建物は1626年に完成したと言われています。

サン・ピエトロ大聖堂

大円蓋「クーポラ」

見どころが満載のサン・ピエトロ大聖堂の中でも絶対に見ておきたいのが、かの有名なミケランジェロが設計した大円蓋(だいえんがい)のクーポラです。
高さが132.5m、幅が42mもあるクーポラは半円形の円蓋の内側に中世に活躍した建築家の巨匠、ベルニーニ作の大天蓋があり、聖霊を象徴する鳩などが天蓋の表面に描かれ、訪れる人たちの視線を集めています。

サン・ピエトロ大聖堂

入場に関する情報

    【営業時間】
  • 大聖堂 / 7時~19時(4月1日から9月30日まで)、7時~18時30分(10月1日から3月31日まで)
  • クーポラ / 8時~18時(4月1日から9月30日まで)、8時~17時(10月1日から3月31日まで)
    【入場料】
  • 大聖堂 / 無料
  • クーポラ / 10ユーロ(エレベーター)、8ユーロ(階段)
  • 服装規定:あり(露出度が高い服装は入場禁止)

サン・ピエトロ広場

St. Peter’s Square
中世の歴史ある美しい広場

サン・ピエトロ広場はサン・ピエトロ大聖堂の前にある広場です。
中世の建築家であり美術の巨匠、ベルニーニが設計しました。広場は中央部分にモニュメントのオベリスク、両端部分に噴水、そして広場を取り囲む形で円廊が作られています。

サン・ピエトロ広場

ドーリア円柱に立つ聖人像

サン・ピエトロ大聖堂を取り囲むようにして建てられている円廊はドーリア式円柱という工法によって建物が支えられています。 円柱の上には高さが約3.2mの聖人像が140体並び、広場を見守るようにそびえているその姿は圧巻のひと言です。

サン・ピエトロ広場

バチカン博物館

Vatican Museum
膨大な貯蔵量を誇る博物館

バチカン博物館はバチカン美術館とも呼ばれ、世界最大級の規模をほこる博物館のひとつです。 その大きさからすべてを急いで見て回っても3~4時間はかかると言われています。
歴史的な作品が数多く展示されており、連日多くの見学客でにぎわっています。

バチカン博物館

キリストの変容

数多くの名作が展示されているバチカン博物館の中でも、ラフェエロ作の「キリストの変容」は特に有名な作品となっています。
絵画には山の上にいるキリストが弟子たちの目の前で自ら光り輝く様子を見せ、苦難を乗り越える信念を授けた様子が描かれています。

バチカン博物館

入場に関する情報

    【営業時間】
  • 月~土 / 9時~18時(最終入場は16時)
  • 毎月の最終日曜日 / 9時~14時
  • 毎週日曜日 / 定休日
    【入場料】
  • 現地購入 / 大人1名17ユーロ、子ども1名8ユーロ
  • ネット予約 / 大人1名21ユーロ、子ども1名12ユーロ
  • 注意点:撮影禁止作品あり
バチカン博物館

システィーナ礼拝堂

Cappella Sistina
あの有名な最後の審判を拝む

システィーナ礼拝堂はバチカン博物館の中にある礼拝堂です。
ミケランジェロ作の「最後の審判」がある礼拝堂としても知られています。 礼拝堂の中には中世イタリアルネサンスの最高峰とされる絵画やフレスコ画が多数存在しており、訪れた人たちを魅了し続けています。

システィーナ礼拝堂

最後の審判

バチカン博物館の中に位置するシスティーナ礼拝堂。
中でも、ミケランジェロによるフレスコ画「最後の審判」はもっとも有名な美術作品として知られています。 絵画は中央部分のキリストから見て右側が天国へと向かう善人、左側が地獄へと落ちる悪人となっているなど、奥深い見どころが隠されています。 なお、規則により「最後の審判」の撮影は禁止されているため、現地では撮影行為は行わないようにしましょう。

入場に関する情報

  • バチカン博物館の入場規則に準ずる。
システィーナ礼拝堂

見どころ盛りだくさんのバチカン市国

バチカン市国は中世ヨーロッパの芸術の粋が集まる特殊なエリアです。
すべての建造物、すべての作品を見て回るのは何年あっても時間が足りないとすら表現されています。

そんなバチカンに行く際には、ネット予約でチケットを購入するなど、事前の下調べと準備をしておくことでより快適に現地の旅を楽しむことができます。 ぜひ、今回の記事をご参考にしてバチカンの旅を満喫してくださいね。

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