Rip-Off
ベトナム観光を邪魔するぼったくりタクシー事情。

日本から飛行機で4時間ちょっと、4,000km程度の距離にある“お手軽な旅行地”のひとつ、ベトナム。北部にある首都のハノイは中国文化が色濃く残る「水の都」として有名であり、南部のホーチミンは一年を通して常夏気分が味わえると多くの観光客が訪れています。
しかし、そんなベトナムではタクシーやバイタク、シクロといった乗り物にボッタクリが多いとのウワサ。中には法外な金額を運転手から要求されるなど、悪質なケースもあるようです。今回は「ベトナムのボッタクリに遭わないための注意点」を4つ、ご紹介します。

1、ベトナムドンは単位が大きい。

ベトナムドン

100円=20,000ベトナムドン

ベトナムの通貨単位であるドンは日本円と比べると非常に金額が大きくなるのが特徴です。2018年時点で1ベトナムドンは0.0048円となっています。つまり、1円=200ベトナムドン前後になる計算です。そして、ベトナム国内でタクシーで移動するときには会社にもよりますが、おおむね1万ドン(50円)から1万3千ドン(67円)程度が初乗り料金になります。ハノイ空港から街の中心部へ行くのにかかる料金はおおよそ30万ドン前後です。

桁の大きさを利用したタクシーのぼったくり

このベトナムドンの単位の大きさを利用して、タクシーの運転手はボッタクリをふっかけてきます。単位が大きいので、初めてベトナムを訪れた日本人は30万ドンを300万ドンと勘違いしてしまい、10倍近い値段を知らずに支払うケースも多いのです。ベトナムタクシーで清算をするときには、必ず数字の数を数えて料金を確かめるようにしてください。

また、ベトナムには無許可の白タクも非常に多いので、タクシーを利用する際には運営会社をしっかりチェックするのも重要ポイントのひとつです。ベトナムタクシーのおすすめの会社については、次の項でご説明します。

2、ベトナムのおすすめタクシー会社。

ベトナムビナサンタクシー ベトナムマイリンタクシー

ベトナム国内でタクシー移動をするときには、ビナサンタクシー(VINASUN Taxi)か、マイリンタクシー(MAILINH Taxi)を選ぶことをおすすめします。どちらもベトナムのタクシー会社の中では比較的ボッタクリなどのトラブルが少ないと言われています。
ビナサンのタクシーは白地のボディに緑と赤のラインが車体の下の方に入っています。マイリンタクシーは緑のボディで車体の横に広告が印刷されています。 ただし、気をつけなければいけないのはビナサンタクシーを装い、車の塗装を白や緑色に塗り替えている「偽ビナサン」のタクシーです。 偽ビナサンはVINASUNというロゴではなく、似ている文字列でごまかしていることが多いので、タクシーを利用するときには偽のタクシーでないかどうかをしっかり確認しましょう。

3、ベトナムボッタクリタクシーの手口。

ベトナムのボッタクリタクシーは空港や市街地、観光地など至る所に存在しています。そして、特に日本人を狙い、声をかけてくることが多いです。声のかけ方としては、たとえば空港であれば「俺はこの前、日本のテレビ番組のロケのときに芸能人の○○を乗せた。だから安心だ。」といった「芸能人も利用したことがある」というものや、「この辺じゃ自分以外のタクシーは全部ボッタクリで危ない。俺が格安で乗せてやる。」など、騙しの手口はまさに千差万別です。

ベトナムボッタクリタクシー

どうすればボッタクリタクシーに遭わないで済むの?

では、どうすればベトナムのボッタクリタクシーに遭わないで済むのか、と言えば、答えに「コレ!という方法はない」です。残念ながら、ベトナムは本当にタクシーのぼったくりが多く、確実にボッタクリタクシーを避ける方法が存在していないのです。
ただ、もちろん対策は可能です。ベトナムではタクシーに乗るときにスマホの電卓や液晶画面にきちんとベトナムドンでの金額をこちらが提示し、事前にしっかり料金の確認をしておくことで車を降りるときにもしボッタクリ金額をふっかけられてもスマホを見せながら「さっき、これで大丈夫と言ったでしょ!」と切り抜けられることが多いです。
いずれにしろ、タクシーを降りるときには毅然とした態度で「約束のこの金額しか払わないぞ」という意思を相手の運転手に見せる気構えが必要です。

4、バイタク・シクロは特に注意が必要。

バイタクとは「バイクタクシー」の略で、バイクの後ろの荷台に乗って移動する手段を指します。バイタクはベトナム語で「セーオム」と言い、ほとんどのバイタクは無許可、つまり単なる一般人が客を乗せて走っているケースが多いです。このため、移動の際には価格交渉が前提となります。
また、ベトナムには自転車、つまり人力で人を運ぶシクロもあります。シクロは自転車の後ろに座席を取り付けてあり、最大で2人まで乗ることが可能です。しかし、シクロもまたベトナム国内でも「危険」と認識されているほど、ボッタクリがひどいことでも知られています。

ベトナムシクロ

シクロは組織ぐるみでぼったくりを行うので要注意!

特にシクロにはエリアごとに縄張りが存在しており、同じエリアのシクロがチームを組んで観光客をだます手口も確認されています。
たとえば、あなたが判断ミスでシクロの運転手に通常の10倍の金額を支払った場合、「こういう風貌の日本人が10倍も払ったぞ」という情報が仲間のシクロ運転手にまたたく間に伝わり、翌日、あなたが宿泊するホテルの前にはシクロ運転手が集結していた・・・なんてことも珍しくありません。ベトナムを訪れる際には、初心者のうちはバイタクやシクロなどの移動手段をできるだけ避けるのが賢明です。

備えあれば憂いなし、毅然とした態度で臨むこと。

「ベトナムのボッタクリタクシーに乗るときの注意点」についてご紹介しました。 しかし大前提として、ベトナムは稲作文化で米を主食にしている点や、うどんに似た薄味の麺料理「フォー」を食べる点など、日本と似ていることが多い魅力的な観光資源を持つ国のひとつなのです。
ベトナムを訪れたときには、今回の記事でお伝えした「ベトナムドンの単位をきちんと確認する」そして「運転手には毅然とした態度で臨む」の2つを守ってタクシーを利用し、素敵な思い出だけを胸に帰国できるようにしましょう。

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