微笑みの国タイを飛び立ち、インド・コルカタへ。
タイとインドの間に位置するバングラディッシュにも行こうかどうかといろいろと迷ったのだが…。結局エアアジアが出している8000円の航空券の誘惑には勝つことができず…。中央アジアはインドからスタートすることにした。

朝に二回目の予防接種を行い、タイでのミッションも無事完了。あとは出発までのんびりと過ごすだけ…。
そうして、激安の航空券ならではの夜中1時着というイカレた設定の飛行機に乗り込むため、バンコクの町を夜の9時ごろに出発した。
飛行機はタイ・ミャンマー・バングラディッシュの上空を超え(寝てたから知らぬ間に…。)、インド東部の都市コルカタの空港に。
空港に着くと予防接種の影響により若干の発熱。最悪だ…。
さっさと宿に向かおう。

なんせ、日本人はアライバルビザが取れ、専用のレーンもあるとのこと。熱っぽい体を引きずりながらイミグレに向かう。さっそく長蛇の列ができているが僕には関係ない!
意気揚々とアライバルビザのレーンに向かう。…が…アライバルレーンには誰一人職員がいない。

はあ。とりあえず聞くしかない。


次いってみよう。




アライバルは施行されてからまだ1年半。絶対間違っている気がしたので、その職員は無視することに。ってかそもそもあの長蛇の列に並んで紙もらって、また並びなおしだったらメンタル持たん。
あたりを見渡し、できるだけしっかりしてそうな職員に再チャレンジを繰り返すこと数回。


神、降臨!
待っていますとも!ありがとう。
数分後、紙を持って帰ってくるおっちゃん。

紙、降臨!
書きますとも!待っていますとも!ありがとう。

…記入を終えてから、10分…。
20分…。
30分…。
…1時間…。
おっちゃんへの感謝の気持ちをゴミ箱にぶち込んで、周りの職員に聞いてみることに。


そうだった。こやつらは並ぶ以外の選択肢を絶対に与えてはくれないのだ。彼らの辞書に応用力という文字はない!聞いた僕がバカだった。しかたなくゴミ箱からくしゃくしゃになった感謝の気持ちを拾い上げ、唯一の希望であるおっちゃんを探す。
まあ、この時の僕はなんせ熱っぽい。プラスアルファー「1時間半続いている謎の足止め」によって、少しいらだちを持ち始めているわけだ。
歩きまわりようやくおっちゃん発見。談笑してんじゃねーよ。

簡単に言うと、この長蛇の列が全員終わってからアライバルレーンに人を連れてくるとのこと。何時になるんだ…。肩を落としながら誰もいないアライバルビザのレーンに座り込む。
それからさらに1時間。ようやくおっちゃんにこやかに登場。いや、わらってんじゃねーよ。
ようやく終わると思ったのも束の間、ハンコがなんだ、ビザの領収書がなんだと、取りに行くたびに5分ぐらいかかるおっちゃん。そしてにこやか。いや、もう好きなだけ笑ってくれ。
そして時刻は3時40分。アライバルビザついにゲット。長かったーーー。
去り際におっちゃんから、
