ネパールを飛び立ち再び。
舞い戻ってしまったぞインド。

なんだかんだ嫌いじゃないと思っていたインドだったが、入国の日が近づくにつれ億劫になってきた。やっぱりあのパワフルさを、日本のぬるま湯で育て上げた体が拒絶しているのだろう。

じゃあ行かなければよいではないか。と思うのだがそうは問屋が卸さない。
まだ首都デリーのぼったくりにも会っていないし、美しい建造物で知られているジャイブルにも行っていない。そしてなにより、あのタージマハルを見ていないのだ。

ということでネパール・カトマンズ空港から飛行機(たまには飛行機つかってもいいじゃないか!)でインド・デリーへ。

エアインディアの快適なフライトで1時間半。あっという間にインドに来てしまった。(来てしまったという表現には誤りがありました。訂正してお詫びします。)

しかしインド入国には若干のトラウマがある。コルカタ空港から入国した際にアライバルビザで手間取り4時間近く、なぞの足止めをくらったのだ…。

↓そのときの話…。

インド・コルカタ空港、アライバルビザのせいで謎に足止めを食らっただけの話。

2017.07.14

あの二の舞は踏むまい。決意を胸にいざ勝負!なにより前回苦労して取得したアライバルビザがあるので一瞬で入国できるはず。

飛行機を降りる。

出口に向かう。

向かい続ける。

ちょっと失礼、トイレに行く。

ただいま~。再び向かう。

ビザカウンターが見えてくる。

アライバルビザレーンに職員が!さらに日本人が2人ほど並んでいる!
この時点でほぼ勝利を確信する。

5分ほどで順番が回ってくる。(にやり)

得意げに2回目の入国であることを告げる。(にやり)

インド職員1
ここじゃない。(無表情)

…。(ピクリ)

…インディアンジョークかい。質が悪いぜ。その質じゃ問屋も卸さないぜ。(使い方間違ってます。)

インド職員1
ここじゃない。(無表情)
一般レーンに行って。

…。

…ち、ちきしょー!!!

はい、ということでそそくさと普通ビザのレーンに並びなおし。いやアライバルビザなんだから普通あっちだろうよ!と脳内陰口を捲し立てながら、しばらく待つ。なんだかんだで15分後に自分の番に。やれやれだぜ、インド。

インド職員2
ここじゃない。(表情あり)

…。

…イ・ン・ディ・ア・ン・ジョ・ー・ク・か・い!質も悪けりゃ、たちも悪いぜ。

インド職員2
ここじゃない。(情けをかける表情)
アライバルレーンに。

…。

…ガッデム!!!

こんなにもアライバルビザに翻弄されるとは。しかしここで引き下がるわけにはいかない。反復横跳びのごとく、一生この二つのビザカウンターを行ったり来たりするほど、ヒマでもないし体力もない。

この空港職員の情けの表情…。こいつには、まだ感情がある!
かすかな勝機!

あっちでこっちって言われたから、こっち来たのに、またあっちに行かなきゃいけないのか?勘弁してくれ。

こうやって客観的に見てみると何言ってんだこいつ、と自分でも思うが、このときは必死!
この無限ループに引きずり込まれるわけにはいかないのだ!

インド職員2
(情けをかける表情)

これは、いける!もう一押し。

プリーズ!

大体最後はプリーズで押し切る。すべての想いをプリーズにのせて!懇願にまとわるエトセトラ。

インド職員2
わかったよ、ちょっと待ってな。(根負けの微笑)

!!乗り切った!!

たとえ勝ち取ったものが、根負けからでる微笑だとて!とにかくこれでインドに入国できるのだ!やったぞ、ありがとうインド。

最初はあんなに入国を嫌がっていたはずのインド。そこに入国できる喜びがなぜか胸にあふれる。不思議な国だな、インド。でもやっぱなんだかんだ好きなんだろうな、インド。

そんなあたたかい気持ちに包まれながら、一歩空港の外に出る。

インド詐欺師A
どこ行きたいんだ。タクシー、タクシー、タクシー。
インド詐欺師B
おお、日本人、友達、友達!助けが必要かい?どこに行きたいんだ?ホテルは決まっているのか?それともタージマハルかい?
インド詐欺師C
町までいきたいんだろう?そうだろ?でもメトロは今の時間やってないんだ。俺のタクシーは安いぞ。特別だ。スペシャル価格だ。なんせ俺は日本人が大好きだからな。おい、聞いてるのか?いいから着いてこい!おい、どうした、友達よ!

…。

シンプルに前言撤回!

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大学中退後、フリーランスのデザイナーとして活動。25才の時に1年間、世界一周旅をスタート。訪問国50ヶ国。 趣味は旅、お笑い、アウトドアなど。自由気ままに記事を執筆しています。