鹿児島県屋久島。前日に安房という島の南に位置する町から、白谷雲水峡の入り口に近い宮之浦という町に移動してきた。今回目指す白谷雲水峡は、屋久島で縄文杉と並ぶメジャースポット。
中でも苔が岩や木々などに生した「もののけの森」(ジブリのもののけ姫の世界を彷彿をさせるためそう呼ばれているらしい)を目標地点にしてみた。
バックパッカーあるあるですが、1000円の登山靴レンタルは高すぎて結局スニーカーでむかうことにしました。

白谷雲水峡は縄文杉へのコースと違い3~4時間程度で十分に回れるコースらしい。そのため朝もゆっくりと8時ごろに宿を出発した。(これでも普段の僕からすると相当の早起きだけど…)

宮之浦のバス停を出発。乗客はわずか10名ほどで、ゴールデンウィーク後とはいえ、さすがに大丈夫なのか?といらぬ心配をするほど。
いくつかのバス停を素通りし、20分ほどしてバスは深い霧の中で停車する。


入り口で入山料を払い、いよいよ山の中へ。しかし、前回の縄文杉のコースと違い圧倒的な親切さ!ところどころに現在地を示した看板が出ているし、奥に進むと脇道にそれてしまわないよう、いたるところにピンク色のリボンが結び付けられている。


とりあえず濃霧をくぐり、まずは整備された道を歩く。マイナスイオンをバケツでひっくりかえしたのかと勘違いしてしまうほどに心地いい。

白谷雲水峡は苔がいたるところに生えているため、雨の日のほうがきれいとのこと。苔が水分をとることでひらき、より美しい深緑を帯びるそうだ。


いくつかの川を渡り、岩を上る。そうこうしていると、前回と違いお散歩気分のうちに目的地「もののけの森」にあっという間に到着!
スケールがすごい!目に映る世界すべてを苔が飲み込んでいる!
せっかくだから一枚ぐらい自分も収まろうと、5分ほど人を待つ。
…来ない。
ここって有名だよなと再確認したくなるほどに来ない。「千と千尋」的なやつなのか。神隠し的な。


結局15分ほどたち、なぜか靴を片手に裸足でやってきた外国人に写真は撮ってもらった。うーん「火垂るの墓」。
なんで裸足?って聞いたけど、結局聞き取れなかったのが残念。英語勉強しよ。
ということで帰りは12時のバスに乗っておしまい。半日で充分満喫できた。